【report - 野獣他、フュージョン関係のレポ】





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越智 光男さんのレポートです。ありがとうございます。

■1996年11月1日
野獣王国レコーディングライブ at RAG
&
■1997年2月2日
野獣王国 at RAG

メンバー:東原力哉(Dr.)、是方博邦(G.)、鳴瀬喜博(Ba.)、難波弘之(Key.)

まずレコーディングライブですが、11月1日・2日とあったうちの1日の方に行きました。この日(というかいつもだけど)開演ギリギリに着いてしまって、「あぁまた後ろの方で”おしくらまんじゅう”しながら立ち見かぁ」などと思いつつRAGのドアを開くと・・・なんと!空いている! 野獣王国、CD発売を前に人気尽きたか?!(笑)などと思いましたがどうもそうではない様子。普段イスが敷き詰められている場所に大きなテーブルがドン!と置いてあった所などをみると、どうも客数を意図的に押さえていたようです。レコーディングライブということでの配慮なのでしょうか?かくして、初めてRAGでゆったり座って食事が出来ました(笑)

さて本番のライブですが、いつも通りのノリでスタート・・・えっ?!是方さんが演奏しながらマイクに近づいていく!歌うのか?!(笑)と思ったらマイクの前でパクパクしている是方さん、アレが話しに聴くボイスワウだかボコーダーだかってやつなのですね。
今回はレコーディングライブという事でMCも抑え目に・・・なるわきゃない(笑)めいっぱいしゃべって下さいました(笑)「こんなことしてるから11時まわんねや(笑)」(是方)えっ?!そんな事あったのか・・・(笑)
CDにMCしか入ってなかったりしてな(笑)」それでも買いますけどね、わたしゃ(笑)「今日は客席にもマイク向けてるからなんか叫んだらCDに入るで。けどとんでもない事言わんといてや(笑)」まぁつまりいつもの調子です。

どの曲だったか忘れましたが、肝心なレコーディングライブという時にアクシデン ト発生。演奏中にPAにノイズが乗り始めたのです。原音の大きい野獣王国ですから(笑)かき消されかけてはいたのですが、難波さんあたりが気付きはじめ、一応最後まで演奏しきったのですが確認してみるとやはりマスターにも入ってしまっていたとのこと。さあどうしよう???メンバー・スタッフ・お客さんによる3者協議の結果(笑)「もいっかいやろ!」(笑)なんと、取り直しの為もう1回演奏することに・・・演奏後「お客さんの前で同じ曲2回続けて演ったんは初めてです(笑)」(是方)
まぁ、そんなこんなで、レコーディングの緊張感がいつにも増して笑いを誘った(笑)楽しいライブでありました。

で、CDを入手して聴いてみますと、ほとんどの曲がこの日のものであったか、そうでなかったかはちょっと判断つきませんです^^;ただ、最後の「NOWOR NEVER」の後の「ひろかたこれくに〜」「これかたくにくに〜」はこの11/2のものでしょう(笑)逆に6曲め「PURPLESAURUS」は京都のものでは無いでしょう。あのカッコいいシンセのオケヒットは聴いたことがない。う〜む。
ライブで見せる荒々しさが魅力だと思っていましたが、プロが録音した音源を聴いてみてもやっぱりスゴいですですね。上手いわ〜。スタジオ録りのベストテイクを聴いているようです。いやはや。


で、2/2のRAG、CD発売記念ライブ(ライブCD発売記念ライブを録音してCDにしてその発売記念ライブをまた・・・と友人とバカな事を話しておりましたが(笑))今回はいつもの満員御礼。ドアを開けるとすでにスシ詰め状態(^^;
まずこの日は出だしカウントのフェイント合戦(笑)力哉さんが「ワン!ツー!スリー!フォー!!」とカウントしておきながら始めないし(笑)ナルチョはそうはいくかとばかりに気にしないフリをしてたら本当に演奏はじめるし(笑)
曲順に関してはほとんどCD通りであったと思います。MCに関してもあさくらさんの浜松のレポートの内容と重複していたり、また浜松での話しがほとんどでした(笑)。印象的な発言としては、

「力哉のメガホンにはマーシャルのスピーカー入ってるし」(是方)
「メガホン買うてこい」(力哉)

「野獣でやるようになってからデカい音に慣れちゃって(笑)和田アキラに何回『もっと音上げて』って言ったか(笑)そしたら『えっ?上げていいんですか?』だって(笑)」(難波)

「カウント待つ身は辛いんやで〜」(鳴瀬)
「MC終わるの待つ身も辛いわ!!」(力哉)

そう。ナルチョと是方さんの漫才が続く中、暇をもてあましてした力哉さんは「ドラ」を吊るすパイプにぶら下がって懸垂始めるし(笑)
「明日の日本体操界を背負う東原力哉選手です!」(是方)

なんとスタッフの人がMCの所要時間を計っていたのですが(笑)驚くことに「25分」(笑)「そんなにしゃべってたかオイ?」(鳴瀬)

いつものベースソロ・ドラムソロも圧巻でした。鳴瀬さんはスシ詰め状態の客席にいつものごとくなだれこんでのソロでした。力哉さんは「ドラタタタタタ!!」とロールしていたかと思ったらいつのまにか「トトトトトトントントン、」とチューニングを始めてしますしもーなにがなんだか(笑)

たしか「NOWORNEVER」の時(だったと思うんですが・・・違ってたらごめんなさい)その前のMC・・・

是方「今日はいっぱい来てもらって・・・後ろで立って見てる人とか大変やね」
鳴瀬「オレらだって立ってるじゃん(笑)1人だけ座ってるけどね」
力哉「・・・ほな立ってやろか?

と、力哉さんはなんと曲の前半のドラムを立ちながら見事に叩いておられました(笑)よくあれでペダルが踏めるもんだ・・・スゴイ。途中、やっぱり疲れたのか座りましたが鳴瀬さんが力哉さんの方をふっ、と向くとそれに気付いた力哉さんがまた立ち上がる・・・というのを何度か繰り返しておられました。(笑)

いつも通りの楽しめたライブでしたが最後に気になる事がひとつ。再アンコールの時力哉さんだけが出てこなかったのです。結局3人だけで「LAST BLUES」を演奏して終わりました。いったい何があったんでしょうか?





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