■野獣王国とは?
フュージョン界の野獣ども、ギターに是方博邦(from OTTOTTRIO、KORENANOS、KORENOS)、ベースに鳴瀬喜博(from CASIOPEA)、キーボードに難波弘之(from SENSE OF WONDER、KORENANOS)、そしてドラムに東原力哉(from The Dabblers、3×3、NANIWA EXPRESS)という、そうそうたるメンバーが集まったスーパーバンド。
しかし、1999年11月23日に渋谷On Air Eastで行われた「Portfolio」とのライブを最後に力哉さんが脱退。その後、2000年5月5日に京都RAGで行われたライブから、小森啓資が新メンバーとして加わる。
もともとは、ドラムの力哉さんのセッションや、ギターの是ちゃんが数年前によくやっていたセッション「KOREKATA SUPER PROJECT」などで、さんざん演り倒したメンバーが元になっている。
以前は同じメンバーでも、力哉さん名義のライブでは「猛獣セッション」など、他の名前で呼ばれていたこともあったが、1995年頃から「野獣王国」という名前でのライブが定着し始める。
1997年1月31日にはインディーズレーベルBLACK BOXより1st.アルバム「野獣王国LIVE」発売。これは1996年10月31日の神戸チキンジョージ、11月1、2日の京都LIVE SPOT RAGでライブレコーディングされたもの。
なんとインディーズレーベルからの発売なのに2枚組という豪華アルバム!ナルチョのベースソロや力哉さんのドラムソロも完全収録されています。
そして1998年5月22日には、メジャーレーベルのキングレコードより2nd.アルバム「POWER JUNGLE」発売。
同じ年に野獣王国名義で各パートの教則ビデオも発売される(ドラムの教則ビデオは翌年発売)。
1999年7月23日には3rd.「SWEET & THE BEAST」を発売。このアルバムが力哉さん参加の最後のアルバムとなる。
2000年10月25日には小森さん参加後のニューアルバム「FULL FANTASY」を発売。
2002年11月7日には、KONAMIより4th.アルバム「CANDY」を発売。
そして、2003年10月20日、廃版になっていた1st.アルバム「野獣王国LIVE」が、インディーズレーベル ケンロードミュージックより再発!!
「野獣王国」・・・というバンド名を聞いて、どんな音を想像されるかは人それぞれだと思いますが・・・多分、大きな音を想像されると思いますが・・・その想像を遥かに超える音だと思います(笑)
とにかく音がデカイ。メンバーも客席の最前列に見慣れないお客さんを見つけると、「大丈夫ですか?うるさいですよ」と気を使う(?)ほど(笑)。その辺のヘビメタバンド顔負けの音量。
しかし、音がデカイだけではなく、テクニックも半端ではなく、また聴かせる曲も最高の演奏で聴かせてくれます。
そして野獣王国のもう一つの楽しみでもある、長いMC(笑)。2曲演って30分のMCは当たり前(笑)。
しかし、演奏と同様にMCも飽きさせることなく、常に笑いが絶えないMC。とてもライブハウスに来ているとは思えない体験ができます。
CDだけでは絶対に(いろんな意味で)このバンドのすごさは100%伝わって来ませんので、是非ともライブに足を運ばれることをおすすめします。
「フュージョンなんて、テクニック自慢でお洒落ぶった音楽は聴きたくないね」
なーんて思ってるアナタ。「野獣王国」はそんなアナタの既成概念を吹っ飛ばしてくれるバンドです。
|