■1996年11月30日
六本木PIT INN 20th anniversary 是方博邦3DAYS LIVE 最終日 ギターバトル+悪魔NIGHT
メンバー:是方博邦(G.)、野呂一生(G.)、ゼノン石川(Ba.) 久米大作(Key.)、そうる透(Dr.)
本日のテーマ:「ASAYAKE」
メンバーが全員ステージに上がった時、最初に感じたのはそこに聖飢魔‖のゼノン石川和尚がいるこの違和感(^^;)。結局「何で、悪魔の彼がここにいるんだろ?」とず〜っと思ってました。だって一人だけ角があるもん(^^)。是方さんが「刺さらないようにね」とゼノン石川和尚の隣にいる野呂さんに言っていた(^^)。もちろん期待通りの最高のベースを弾いてくれましたね。
1曲目からソロ回しのあるノリのいい曲。是方さん曰く「アンコールでやるような曲だね」。サンタナの曲らしいが僕は知らない曲だった。普段のCASIOPEAからは想像できないような激しい野呂さんのギターソロ。かっこよかったよ〜。激しいけど相変わらず正確できれいなピッキングが印象的だった。ただ、ソロ回しの時にベースが参加してなかったのが少し残念。キーボードの久米さんを僕は知らなかったのだけど、すごくかっこよかった。一緒にライブに行った女の子はキーボードに感激してたぞ。2曲目もサンタナの曲だそうだ。
3曲目に是方さんの曲「オラウータン・ツイスト」が演奏される。初めて生演奏の「オラウータン・ツイスト」を聴いたけど、CDよりも今回演奏していた方が断然かっこよかった。野呂さんはバッキングに徹してました。 ところで、そうるさんのドラムセットのシンバルとかハイハットはしっかりと止められてるんですね。サスティンがのびすぎないようにかな?
あとゼノンさんがちょっとおとなしすぎたかな?もうちょっと暴れるベースを弾いてほしかったな。今日のライブでゼノンさんは全体的におとなしかったです。試し弾きではチョッパーとかやってたのにねぇ・・・ほとんど指弾きでした。
このあたりでM.C.。是方さんが並んでる野呂さんとゼノン石川和尚を指さして「この組み合わせはめったに見られませんよ〜」。うん、確かに(^^;)。
あと、今日ドラムのそうる透さんは遅れて来て、実はリハに参加していないそうだ。なんか、黒夢のTV(カウントダウンTVのお正月用の特番とか)の取材に行っていたとか・・・とてもリハに参加していない人が叩くドラムとは思えなかったぞ。まぁ、確かに全ての曲が楽譜とにらめっこだったみたいだけど。
あと、是方さんが「本人から教えてもらった」と野呂さんを指さし、ニコニコしながらCASIOPEAの「ASAYAKE」のイントロを弾いて喜んでいた(^^)。ゼノンさんもそうるさんも是方さんに合わせて数小節弾いていました。M.C.の途中に何回か「ASAYAKE」を弾いて楽しんでましたね是方さん(^^;)。これで「野獣王国」の時のネタが一つ増えたな(^^)。
4曲目がボサノバっぽい曲。ゼノンさんがこーゆー曲調もできるとはねぇ・・・。演奏終了後、是方さんが「ボサノバを弾く悪魔」とゼノンさんを見て一言。そうするとそうる透さんが笑い出して「譜面を見る悪魔」と言って大笑いしていた(^^)。そうるさんって明るい人なんですな。でもそんなこと言ったらゼノンさんは「ベースを弾く悪魔」だぞぉ?
一部ラストの曲はあの「星に願いを」。いきなりそうるさんのジャングルビートから始まって「えっ!?これがあの「星に願いを」なの?」と思ってしまった。でも「星に願いを」の歌の部分のメロディーが始まると多少はふつうの感じの曲になった。でも「星に願いを」のイメージからはかけ離れてるぞ。でもそこがいいね。
15分ほどの休憩の後二部スタート。
2曲目になんと!あの「OTTOTTRIO」の時にも演奏していたボズ・スキャッグスのカバーの「We are All Alone」を演奏!「OTTOTTRIO」が大好きな僕にとっては感激でしたね。ほぼ「OTTOTTRIO」の時のアレンジ通りかな?「T-SQUARE」の安藤さんがここにいないのが少し寂しかったな。演奏終了後「どこが「We are All Alone」?」と是方さん(^^)。確かに明るいアレンジだもんねぇ。でも原曲もいいけどこのアレンジも好きです。
3曲目も「OTTOTTRIO」の時にも演奏していたホイットニー・ヒューストンのカバーの「Saving All My Life」を演奏。最後はだんだんと音を絞っていったので「フェイドアウトで終わるのかな?」と思ったら最後は全員で音をのばして演奏終了。でもほとんどフェイドアウトだったけど。
4曲目は速くてロック調のシャッフル系の曲。しかしこんなとんでもない曲をよく2バスの連打でやれるな〜と見とれてしまうね、そうるさんは。
野呂さんのギターソロがめちゃくちゃ長くて感動したね。何十小節演奏したんだろ?いや、何分と表現した方がいいのかな?しかもいろいろなことやってたし、かなりエキサイトしてましたね。もう、ず〜っと聴いていたかったな、野呂さんのギターを。CASIOPEAでは見せない野呂さんを見た気がしました。
そして是方さんのギターソロ。驚いたことに客席に飛び出して来てくれました。何回か六本木PIT INNにライブを見てきたけど、客席に飛び出して来るなんて珍しいんじゃないかな?でも僕の近くには来てくれなかった・・・(;_;)。
そしてそうるさん単独のドラムソロ!2バスをメインにドカドカやってくれました。しかしあっさり終わって、「ありがとうございました」と一言。「ちょっと短かったかな?」と思ってたら拍手の渦の中「それではドラムソロ第二部!」と言って再び叩きだす(^^;)。「やられた〜」と思いました(^^)。
そしてドラムソロ第二部が終わり、拍手の渦の中「それでは続きましてドラムソロ第三部!」と一言(^^;)。「まだやるかぁ〜!」と僕は心の中でうれしい悲鳴をあげましたね(^^)。ドラムソロ第三部はオールディーズ風の曲をサンプリング(してると思うんだけど・・・実際はどうなのかな?)してその曲に合わせて派手なドラムを叩く叩く(^^)。その曲には合わないはずの派手なドラムなのに何故か妙にマッチしていた。ソロ終了後はもうすごい拍手と笑いに包まれてました。
「アンコールがあればあと3つくらいは・・・」とそうるさんが言うと大爆笑の中さらに拍手が大きくなる。そしてサンプリングした曲に合わせて派手なドラムを叩く。あの「展覧会の絵」とかにも合わせてやってました。ある曲では「成功したことない」と言いながら叩きはじめ、途中で「1、2、3、4、5、6、7!」とカウントをとってたりして笑えた(^^)。
ある曲で「1、2、3、4、5!」と言いながらやってました。多分5拍子の曲なんだろうけど、叩いた瞬間スティックが折れたので、「あ、失敗」と思ってしまったがそこはそうる透さん、予備のスティックを取って叩いてました。折れたことが嘘みたいにドラミングはスムーズでしたよ。こーゆーサンプリングした曲に合わせて叩くドラムソロもありだな、と思わせてくれました。でもこれはそうる透さんだったからかっこよく出来るんだろうな。
そしてラストはベースソロへと続く是方さんの「PURPLE SAURUS」。「野獣王国」では力哉さんのドラムソロに続く曲だから少しだけ違和感があったけど。「野獣王国」より音は小さかったです。まぁ、「野獣王国」が音がデカすぎなんだけどね。「野獣王国」の音の大きさが実感できました(^^;)。
そしてお待ちかねのゼノンさんのベースソロ。今回のライブではゼノンさんの見せ所が少なかったからもうわくわくしました。チョッパー中心のソロでした。やっぱゼノンさんかっこいいねぇ〜!チョッパーもおとなしい感じだったけど、ゼノンさんのチョッパーが見られて感激!かっこいいっすよゼノンさんも。ロックだけ弾かせておくにはもったいないよ。RXの活動はもうしないのかな?
アンコールではスウィング風のジャズっぽい曲を演奏してすべての演奏終了。
今回のライブは面白いメンバーの組み合わせでとても楽しめた。ただ、ソロ回しがギターとキーボード中心だったのが少し残念だった。ゼノンさんもソロ回しに参加してくれればよかったのに。
あと、現在そうるさんは黒夢のドラマーもやってるから、ひょっとしたら黒夢の曲を(インストで)演奏してくれるかな?と淡い期待を抱いたけど、やっぱり演奏してくれなかった(^^;)。でもこれくらいのサービスしてくれてもいいと思うんだけどな〜。きっといつかやってくれると勝手に信じてます(^^)。
やっぱりライブはセッションものが一番おもしろいね、と特に痛感した一日でした。
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