本日のテーマ:「メガホン力哉」

僕にとっては半年ぶりの「野獣王国」。もう開演前からわくわくしてました。今回は縁あってリハーサル風景も覗かせていただき、またライブ中の写真を撮ることができ、さらにH.P.にも掲載することができました。

メンバーが登場し、珍しくM.C.なしで演奏スタート(^^;)。
1曲目は「野獣王国」ではお馴染みの、CDの1曲目にも収録されている是方さんのボコーダーが印象的な「GOLD RUSH」。「うおぉ〜！かっくええ〜！」と感動しながらしばらく聴いてましたが、途中で「野獣王国」では珍しく、ミスがありました。誰が間違ったのかはわかりませんが、数小節の間演奏がバラバラでした。途中強引に是方さんが引っ張って戻してました。
しかし僕は「野獣王国」がミスしたのを初めて見て、正直少しだけほっとしました。「野獣王国」でもミスすることあるんだなぁと。いつもあんな完璧な演奏ばかり見せつけられると、楽器をやる気がなくなっちゃいますもんね(^^;)。

演奏終了後、是方さんと難波さんが向き合って「おかしいなぁ・・・？」と少しもめてるとナルチョが「もうええやん！」と叫び、「解散やな！」と難波さんが叫ぶ(^^;)。そして「解散コンサートへようこそ！」とすかさず是方さんが叫んでました(^^;)。もう拍手の嵐・・・(^^;)。「終わりました・・・途中どこ行ったかわかんないけど・・・」と是方さん。
「1月31日にCD発売になります！」と是方さんが発表。この日は先行販売でCDを売ってましたが、もちろん僕は買いました。もう、そのまんま「野獣王国」です(^^;)。これは買いですよ。
「インディーズで初のCDデビュー・・・宅急便のバイトしながらがんばった・・・俺は日通で是方が黒猫で・・・」とはナルチョ(^^;)。そしてよくわかんないけど「ひろかたこれくに！」といきなり是方さんを紹介。「是方博邦(これかたひろくに)は言いづらいから博方是邦(ひろかたこれくに)になりました」だそうです(^^;)。

2曲目はCDにも収録されてる「鉄腕アトム」。
「今度は間違えないように・・・そー思ってると失敗するんだよなぁ・・・」とナルチョ(^^;)。しかし2曲目からは、ミスはもちろんありませんでした。もう、かっこいいですよ〜。原曲とは比べものにならないくらい迫力があって。この曲は以前「タモリの音楽は世界だ！」の曲当てコーナーで難波さんがアレンジしたものだそうだ。ギターとキーボードが、途中交代しながらメロディーを弾いてました。
演奏終了後、「濃い鉄腕アトムでした」と是方さん(^^;)。まさにそんな感じでした。

ここでしばらく(いや・・・長い間・・・かな？)M.C.タイム(^^;)。
「レッドウォリアーズで、いろいろちょっとありまして・・」と難波さん。最近復活したレッドウォリアーズのレコーディングにキーボードとして参加しているそうだ。「野獣のツアーと重なったらどうするの？」と是方さんから訊かれると、「そりゃぁもう！・・・ひろかたこれくにさん・・・」とその後の言葉を濁してました(^^;)。あと、難波さんはあの直訳ロックの「王様」のキーボードもやっているそうです。あともうすぐ公開されるミュージカルの音楽も担当してるそうな。「12分のメドレー打ち込んでたら自殺したくなった」だそうな(^^;)。難波さん、お願いだから野獣王国のライブ優先してね〜♪自殺もしちゃやだよ〜♪
あと、今日はミスチルのライブもあったそうな。「ミスチルと客層重なってるじゃん・・・ファン二分してるね」と難波さん(^^;)。あと、是方さんは新幹線から降りた時にミスチルのメンバーを見かけたそうな。「すごかったよ〜。改札から出るなり荷物持ってもらって・・・俺達なんか自分でギター担いで・・・歩いてここまで来ました。一流ミュージシャンは街歩かないと」。
そしてここで軽く(?)メンバー紹介。力哉さんを紹介するとご丁寧に四方(もちろん後ろの壁にも(^^;))にきちんとおじぎ。そしてどこからともなく真っ赤な拡声器を取り出して、「のってるかぁ〜！」と一言(^^;)。「俺が後ろで黙ってるからって好き放題しゃべりおって・・・」そしてしゃべるしゃべる・・・もちろん拡声器を通して(^^;)。そして是方さんが何かしゃべろうとすると、「俺がしゃべってるんだからぁ！」と叫ぶ(^^;)。力哉さんっていつからこんなにおしゃべりになったんだろ？以前はほとんどしゃべらなかったのに・・・ナルチョ病がほんとにうつったみたいね(^^;)。「日本一メガホンの似合うミュージシャンだね」と難波さん(^^;)。ほんとにそんな感じです(^^;)。「先制パンチ喰らった・・・さ、やろか」とナルチョ(^^;)。いつもは他のメンバーに言われてるのに、今日はご自分で言ってました(^^;)。

そして3曲目はサンタナの曲で、「Your's is the Light(スペル間違ってたらすみません・・・)」。少し落ちついた曲でした。「野獣王国」では初めて演奏する曲なのかな？僕が聴いたことないだけかもしれませんが・・・。

4曲目は是方さんの「ペンギンの初恋」。僕は、結構久々に聴いたような気がしました。「野獣王国」 では結構演奏している曲ですけど。「野獣王国LIVE」のCDにも収録されています。原曲はアルバム「KOREKATA」に収録されてるものなのですが、雰囲気は似ていますが全然違います。でも「野獣王国」バージョンの方が断然いいです。良ければ聴き比べてください。

演奏終了後少しだけM.C.タイム。是方さんがお客さんに向かって、「YAMAHAの人いる？」と訊きだしたのがきっかけで、「KORGの人いる？ローランドの人いる？」と訊いていました。そしてすかさずナルチョが「親戚の人いる？」と(^^;)。元気よく「は〜い！」と数人の返事が返ってきました。今日はナルチョの親戚の人が見に来ているらしく、M.C.中にも何回か「今日は親戚の人が来てるんだから・・・あまりふらないで・・・俺はヨッチャンって呼ばれてるんだから」と言ってました(^^;)。そして是方さんが「Pearlの人はいる？」と訊くと「は〜い！」と後ろで力哉さんが元気よく手を挙げていました(^^;)。

「Z-PARADISE(じーぱらだいす)やります！」と是方さんが紹介して5曲目へ。・・・やっぱりこの曲は昔「新曲Z(ぜっと)」で通ってた曲でした(^^;)。確か是方さんはレコーディングまでには「Z」にちゃんとした名前を付けると言っていたけど・・・確かに名前付いてますが・・・・名前は以前と大差ないですねぇ・・・(^^;)。でも僕はこの曲が「野獣王国」では一番好きです。僕は「野獣王国」と言えばこの曲を思い出しますね。キーボードソロに入ったところで、ナルチョがおちょくるようにベースを弾いてたのがおもしろかったです(^^;)。

30分の休憩後、第2部へ。
1曲目はCDにも収録されてる、是方さんのスライドギターと難波さんのシンセから始まる「哀愁のクジラ」。是方さんのスライドギターがまるでクジラが鳴いてるように聴こえるいい曲です。力哉さんのマレットで叩くドラムもいい雰囲気を出してますね。是方さんは「この曲が録りたいがためにCDを作ったと言っても過言ではない」と以前ライブか雑誌で言っていました。ほんとにいい曲ですよ。

2曲目もCDに収録されている「TEARS OF MERMAID」。是方さんのボリュームペダルを使った渋いギターから始まる曲。「野獣王国」で一番しっとりとした曲かな？力哉さんのブラシを使ったドラムもかっこいいです。大人の雰囲気漂う曲って感じかな？

そしてしばしM.C.タイム。ナルチョがどこからともなく「JAZZ LIFE(音楽雑誌です。2月号に「野獣王国」のことが載ってます)」を取り出し、「JAZZ LIFE見た？ふざけてるよなぁ〜、難波は「プレイもさることながら、作・編曲の才能もすばらしいものを持ってる難波弘之。難波は"鉄腕アトム"にゾッコン」とか書いてあるのに、俺は「おもしろくて長い、ナルチョのM.C.は収録されてなくて残念」としか書いてないんだぜぇ。・・・なめてるよなぁ・・・」としゃべるしゃべる(^^;)。まぁ、ナルチョの実力は誰もが知ってることですしね・・・演奏もM.C.も・・・(^^;)。
そしてM.C.が長く続き、力哉さんも拡声器を再び取り出してしゃべる(^^;)。そして拡声器をさらにマイクに向けて「このプログレくずれ(難波さん？)にブルースくずれ(是方さん？)にチョッパーくずれ(ナルチョ？)がぁっ！」と叫ぶ叫ぶ(^^;)。

3曲目は「UNTILE YOU COME・・・(題名忘れました・・・すみません)」。僕は今回、ライブ風景の写真も撮らせていただいたのですが、ちょうどこの曲の時にカメラにトラブルがあり曲を聴いていられませんでした。すみません。

「1部、2部通して一番難しい曲・・・ということは難波さんの曲です」と是方さんから次の曲が紹介される(^^;)。もちろん「DIMENSION TRAVELER」ですね(^^;)。「ポップな曲ですよね」と是方さんが言うと「嫌味ですか！」と難波さんが吠えてました(^^;)。しかし、ここで是方さんが、「以前浜松でディメトラ(DIMENSION TRAVELER)をコピーしてるアマチュアバンドを見た。すごかったよ〜、俺達の手くせとかマネしてるの」と言ったことから始まり、そのバンドがこのライブ会場にいることが判明！「じゃぁちょっとやってもらおうか」と話は進み、結局そのメンバーがステージに連れて来られました(^^;)。嫌がるのを力哉さんが首根っこをつかんで・・・(^^;)。力哉さんは代わりに客席に座ってました(^^;)。ギターが今回いないらしく、是方さんと一緒にやるような感じだったのですが、他の「野獣王国」のメンバーは客席から見てるので「俺も見たい！」といって是方さんはステージを降りてしまいました。残されたベース、キーボード、ドラムの3人でやることに・・・(^^;)。「俺達より上手かったらどうしよう・・・」とナルチョ。しかし演奏してみると、最初の2〜3小節は「おっ！」と思わされましたが、しばらくやってないというのと、「野獣王国」のメンバー本人達を目の前にしての緊張のせいで失敗していたようです(^^;)。でもほんとはかなり上手い方々みたいですよ。すかさず是方さんが、「ありがとうございました〜！」と演奏を止めさせてました(^^;)。力哉さんはドラマーの方をさっさと追い出してましたね(^^;)。「安心して見ていられました」とは難波さん。「こんな曲やってるから売れないんだ！こんなの難しいだけや！」と力哉さんは拡声器通して演奏してくれたアマチュアバンドのメンバーの方々に言ってましたね(^^;)。
そして今度は「野獣王国」の番。力哉さんは「こわいよ〜」と言ってました(^^;)。そりゃあんなこと言ったからには失敗できませんもんねぇ・・・(^ー^)。でもさすがにプロなんだからあっさりと弾いちゃいましたけどね(^^)。M.C.ではよく「楽譜とにらめっこしないと弾けない」とメンバーの方々は冗談言ってますが、さすがにそんなことはないですね・・・と言うよりもうなれたのかな？(^^;)。

演奏終了後またまたM.C.タイム。ナルチョと難波さんが和田アキラ氏のリハーサルに行って来たそうな。「20年くらい前のPRISMの曲でさ、すげ〜難しかった・・・」と、ナルチョ。「だってアキラでも弾けないんだぜ？なんかスタッフのリクエストの曲らしくって、アキラもなにも言えないでやんの(※アキラ=和田アキラさん。PRISMのギタリストですごいテクニックでギター弾きます)」。
そしてM.C.は続き、ナルチョが参加した某ミュージシャンの結婚披露パーティーの話に。そしてパーティーにはナルチョとバンドを組んでいたミュージシャン達もいろいろと呼んでいたそうです。「パーティーの総合司会はもちろん向谷(※向谷=向谷実さん。CASIOPEAのM.C.&キーボード担当。ナルチョがCASIOPEAでしゃべらないのは向谷さんの楽しみを取らないためだそうな)」とナルチョ(^^;)。客席は爆笑してましたね。で、それぞれのミュージシャン達が演奏したそうです。「RADIO CLUB」とか「バックスバニー」とか。見たかったなぁ・・・。そして、その中で「CASIOPEA」の初代メンバーで「ASAYAKE」の演奏の予定もあったそうです・・・しかし旧CASIOPEAのリズム隊である「JIMSAKU」の櫻井さんと神保さんが遅れて、どうしようか・・・と思っていたら、なんと！「T-SQUARE」のリズム隊である須藤さんと則竹さんがやってくれたそうです！「もう完璧なのよ・・・リハもなしでさ・・・俺ASAYAKEがあんな曲だって初めて知った」とナルチョ(^^;)。なんでも、須藤さんと則竹さんはCASIOPEAのファンだったらしく、学生時代にコピーしまくったそうな。須藤さんと則竹さんの演奏を聴いた向谷さんに「いつでも休んでいいですよ」と言われたそうな(^^)。

そして5曲目はナルチョのベースソロに続く「NOW OR NEVER」。う〜ん・・・かっこいい・・・♪ベース好きな方は絶対に聴かないとね。CDにも収録されてます。この曲中にあるギターとキーボードの掛け合いも最高ね！
そしてお待ちかねのベースソロへ！なんと客席に飛び出してきました！僕はナルチョが飛び出すのは久々に見たなぁ・・・数年前のCASIOPEAのライブ以来かなぁ・・・もう感激です！もう会場くまなく動いてましたね。いろんな物の上に乗ってましたし・・・(^^;)。やっぱりナルチョは飛び出してくれないとね♪

ラストは力哉さんのドラムソロに続く「PURPLE SAURUS」。この曲のギターソロで是方さんも飛び出し、さらにナルチョまで飛び出してきました！もう、二人して動き回る・・・(^^;)。おもしろかったですよ〜♪
そして力哉さんのドラムソロ！・・・すごいとしか言いようがありませんね。時には激しフレーズを叩いたり、時には優しいフレーズを叩いたり・・・個人的に僕は力哉さんのハイハットだけのソロが好きなんですよ。ハイハットだけでもこれだけの表現ができるんだぁ・・・と思わされましたね。

アンコールは最近はいつもこの曲でしめている「LAST BLUES」。CDにも一番最後に収録されてます。ブルースが好きな是方さんならではの曲でしょうか。是方さんのギターソロから始まる曲です。最初のギターソロ中に力哉さんが拡声器を取り出してまたしゃべる・・・(^^;)。「・・・聞こえてくるのは渚の音・・・今宵最後にお贈りするのは・・・そう・・・LAST BLUES・・・」そして力哉さんも拡声器からスティックに持ち変える。・・・僕も最近はこの曲を聴かないと「野獣王国」のライブに来た気がしませんね・・・いい曲です。